2021.05.13更新
湾奥に宿す。

青さのり

青さのり

認定品について ~三重ブランド「青さのり」とは~

認定品について ~三重ブランド「青さのり」とは~

 「青さのり」とは三重県をはじめとする地域での呼び名で、標準和名はヒトエグサといいます。県内では、葉が広くてボリュームのある天然の「青さのり」が採れることから、昔から食べられてきました。
 1950年代ごろから三重県内で青さのり養殖が盛んになり、中勢地域から東紀州地域までの広範囲に渡って養殖に適した環境が存在していることもあり、生産量全国1位を誇っています。
 かつては佃煮の原料としての用途が主でしたが、伊勢志摩サミットの食材として採用されるなど、近年は、香りの良さや調理の手軽さなどから、一般家庭や飲食業界向けの姿売りの商品から、お菓子やインスタントみそ汁などの加工品まで用途が広がるなど、需要が拡大しています。
 毎年1月から4月頃までは、県内各地の沿岸域で、養殖網に密に伸びた「青さのり」の鮮やかな緑色の風景が広がり、風光明媚な漁村の景観を引き立たせています。

三重県漁業協同組合連合会が評価されたポイント

三重県漁業協同組合連合会が評価されたポイント

Point1

 生産量が全国1位を誇り、また養殖の漁場が中勢地域から東紀州地域の広範囲にわたるため、それぞれの漁場に特有の色目や香りを伴ったバリエーション豊富なものが採れること。

Point2

 他県産と比べて、青さのり自体の成長が良いことからボリュームのある製品ができること。

Point3

 生産者の代表と県漁連で構成する「三重県青のり生産流通推進委員会」が、生産管理指導及び全量検査等を実施して品質の向上に取り組むとともに、県外不出の種網の管理が徹底され、他県産の青さのりと差別化されていること。

Point4

 全量を県漁連による共販制度(入札)により一元集荷されているため、品質確保及び産地のトレースができること。

「青さのり」のブランド認定に関する考え方

「青さのり」のブランド認定に関する考え方

 三重県漁業協同組合連合会を認定事業者として「青さのり」を三重ブランド認定する際の評価ポイントに鑑み、今後の他事業者による「青さのり」の三重ブランド認定審査について、特に以下の点に留意することとします。

①それぞれの漁場に特有の色目や香りを伴ったバリエーション豊富なものが採れること。
②他県産と比べて、青さのり自体の成長が良いことからボリュームのある製品ができること。
③生産管理指導及び全量検査等を実施して品質の向上に取り組むとともに、県外不出の種網の管理を徹底し、他県産の青さのりと差別化されていること。
④品質確保及び産地のトレースができること。

認定事業者について

三重県漁業協同組合連合会

認定番号1718036

 所在地:津市広明町323-1

 電 話:059-228-1205

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